私だけに甘いあなたと恋をする
これから、毎日響ちゃんと一緒!?


いつも以上に顔を洗い、念入りに髪の毛をセットして。

鏡と睨めっこすること数十分。

ようやく満足してリビングに戻ったら、そこにはお母さんしか居なかった。


「あれ?お母さん、響ちゃんは?」


「え?響くんならもう仕事に行ったわよ」


食器を洗いながらチラッとあたしを見る。


「何だ……」


つまんないの…。


「ねー、お母さん」


「んー?」


「響ちゃんって、何の仕事してるの?」


「学校の先生って言ってたわよ」


響ちゃん、先生なんだ…。


学校の先生っていうぐらいだから頭いいんだろうな。
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