私だけに甘いあなたと恋をする
「だって響くんが居るからね。美味しいもの食べさせてあげたいじゃない?」


「まー…、それは…」


でもその言い方だと、響ちゃんが居ないと美味しいものが食べられないみたい。


「こんなこと言うのも何だけど…。響くんがうちに来てくれてお父さん喜んでるのよ。酒飲み仲間が増えた、って」


そっか…。


「それに響くん細いでしょ。もっと太った方が健康的だと思うし」


確かに。

今の響ちゃん、私より細いかも…だもんね。


「いい子よね、礼儀正しいし。いっそのことうちの子になってくれたらいいんだけど」


「それって『お婿さん』的な…?」


お母さん、結婚するのとか賛成なのかな…。
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