タイムスリップ・キス
Time16.勇気のいることだから)
ガチャッと音がしたと同時、玄関まで急いだ。
ドアが開いた瞬間、山田と目を合わせる。
「おかりなさい!」
今日は私の方が先に言おうと決めてたから。
「…ただいま」
目をぱちくりさせる山田に、息継ぎなしで一気に話しかけた。
「ご飯できてるよ、今日はクリームシチュー作ってみたの!山田はクリームシチューもパン?それともご飯?あ、味は大丈夫だよ!未来の私と一緒に作ったから!あとお風呂も湧いてるから先に入るならいつでも準備出来てるし!」
「……おぉ、さんきゅ」
「それと…っ、昨日はごめんなさい!」
先に言われる前に言いたかった、この言葉を。
勢いのまま、グッと力いっぱい頭を下げた。
「…晴は悪くねぇよ。俺が勝手に怒っただけだから…、ごめん」
この話はもうやめようと思った。
「うん…」
山田があれだけ言うことだからきっと何かある、でもそれは聞かない。
それ以上は詮索しない。
教えてくれなくても、山田が考えてることを私は信じることにしたから。
「あ、あとねぇクロワッサン買って来たんだよ!山田好きなやつ!」
「わ、マジじゃん!あとで食おっ」
「ドーナツもあるんだけど食べる?」
「食う!でも先にクリームシチューな、腹減ったわ~」
ドアが開いた瞬間、山田と目を合わせる。
「おかりなさい!」
今日は私の方が先に言おうと決めてたから。
「…ただいま」
目をぱちくりさせる山田に、息継ぎなしで一気に話しかけた。
「ご飯できてるよ、今日はクリームシチュー作ってみたの!山田はクリームシチューもパン?それともご飯?あ、味は大丈夫だよ!未来の私と一緒に作ったから!あとお風呂も湧いてるから先に入るならいつでも準備出来てるし!」
「……おぉ、さんきゅ」
「それと…っ、昨日はごめんなさい!」
先に言われる前に言いたかった、この言葉を。
勢いのまま、グッと力いっぱい頭を下げた。
「…晴は悪くねぇよ。俺が勝手に怒っただけだから…、ごめん」
この話はもうやめようと思った。
「うん…」
山田があれだけ言うことだからきっと何かある、でもそれは聞かない。
それ以上は詮索しない。
教えてくれなくても、山田が考えてることを私は信じることにしたから。
「あ、あとねぇクロワッサン買って来たんだよ!山田好きなやつ!」
「わ、マジじゃん!あとで食おっ」
「ドーナツもあるんだけど食べる?」
「食う!でも先にクリームシチューな、腹減ったわ~」