タイムスリップ・キス
Time19.1月7日16:45)
カレンダーを見る、今日は2月7日。
私がここへ来て1ヶ月経った長かったような、短かったような。
まだ帰らずに私は未来にいる。
「あとここで終わりかな」
山田が仕事に行ってる間に掃除でもしようかとクローゼットから掃除機を引っ張り出してきた。
何かしてないと落ち着かなくて、でもこれと言ってすることもなくて床に落ちてるゴミが目に入ったから掃除でもしようかなって部屋中に掃除機かけてみた。
家でも掃除機とか、かけたことなかった。
普段しない体制って疲れるなぁ。
ゴォーっと掃除機の音が響く中、心を無にしてひたすら腕を動かそうと思った…のに、頭から離れるわけなくて。
ぐるんぐるん考えることは尽きない。
そろそろほんといい加減帰った方がいいんじゃないかな…
1回帰ろうとして保留にしちゃったしさ。
いつまでここに、何をしてるんだろう。
何をして…
私が未来へ来た意味は何なの?
何の意味もないのかな?
バカな私への戒めかと思っていたけど、本当にそうなのかな…
未だにどこかふわふわして掴めないでいる。
それとも私が出来る事が他にあるのかな。
今ひとつ確信迫れない。
小西先輩のいない世界で、伊織先輩を救うこと。
そんなの1つしか…
だけどそれで本当にいいの?
ブーンブーン…っ
「!」
ズボンのポケットに入れていたスマホの着信に気が付いた。一度手を止めて電話を出た。
「もしもし?なぁに?」
「卵買っといて!」
「え?」
「今日スーパー安いんだって!買っといて!」
…いや、私はお手伝いさんか。
左手に持った掃除機がより物語ってる。
いいけど、居候だし。
掃除だって好きでしたんだし。
「わかった、今から行ってくる」
「おう!気を付けてな、今日はオムライスじゃない、親子丼だから!」
「うん、楽しみにしてる」
くすっと笑いながら電話を切った。
掃除機をクローゼットに仕舞ってすっかり馴染んでしまった山田が貸してくれてるコートを着て家を出た。
私がここへ来て1ヶ月経った長かったような、短かったような。
まだ帰らずに私は未来にいる。
「あとここで終わりかな」
山田が仕事に行ってる間に掃除でもしようかとクローゼットから掃除機を引っ張り出してきた。
何かしてないと落ち着かなくて、でもこれと言ってすることもなくて床に落ちてるゴミが目に入ったから掃除でもしようかなって部屋中に掃除機かけてみた。
家でも掃除機とか、かけたことなかった。
普段しない体制って疲れるなぁ。
ゴォーっと掃除機の音が響く中、心を無にしてひたすら腕を動かそうと思った…のに、頭から離れるわけなくて。
ぐるんぐるん考えることは尽きない。
そろそろほんといい加減帰った方がいいんじゃないかな…
1回帰ろうとして保留にしちゃったしさ。
いつまでここに、何をしてるんだろう。
何をして…
私が未来へ来た意味は何なの?
何の意味もないのかな?
バカな私への戒めかと思っていたけど、本当にそうなのかな…
未だにどこかふわふわして掴めないでいる。
それとも私が出来る事が他にあるのかな。
今ひとつ確信迫れない。
小西先輩のいない世界で、伊織先輩を救うこと。
そんなの1つしか…
だけどそれで本当にいいの?
ブーンブーン…っ
「!」
ズボンのポケットに入れていたスマホの着信に気が付いた。一度手を止めて電話を出た。
「もしもし?なぁに?」
「卵買っといて!」
「え?」
「今日スーパー安いんだって!買っといて!」
…いや、私はお手伝いさんか。
左手に持った掃除機がより物語ってる。
いいけど、居候だし。
掃除だって好きでしたんだし。
「わかった、今から行ってくる」
「おう!気を付けてな、今日はオムライスじゃない、親子丼だから!」
「うん、楽しみにしてる」
くすっと笑いながら電話を切った。
掃除機をクローゼットに仕舞ってすっかり馴染んでしまった山田が貸してくれてるコートを着て家を出た。