きみと繋げた雪明かり

少し話しただけでも察知できるなんて、翔の間の鋭さにたまに怖くなるよ……


でも、確か一応今日のことって言ってたかな…


「…まあ、色々あって。そのことについてはまた翔の家に行く時に話すよ」



こんなところで長電話するわけにもいかないしな…


「ふーん……色々ね…まあ察すけど」


「……察す？」



察すってなんだ……


俺がその言葉を言うと、翔が失言をしたみたいに「あっ」と素っ頓狂な声を出した。



翔のことだからどうせ…



「お前なんかやらかしたのかってこと、まあお前のことだし最悪なことはしてないって信じるけど」


「…してないよ」


やっぱり、本当に翔は…俺のことをなんだと思ってる。



一種の変態だとも思っているのか。



俺がそんな思考しか持たない翔に呆れていると、翔がある提案をしてきた。


「んー…じゃあ月曜の放課後さ、俺んん家来ね？そこで今日のことは色々聞くから」


「月曜って……丁度バイトない日じゃん。…まあいいけど」



多分俺が絶対に断れないように絶対OKする日把握してるよね…これは。



最初のほうに、遊びに行ける日がなかなか噛み合わなかったから俺が教えたから一応いいんだけれども。