きみと繋げた雪明かり
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どんな文化祭になるんだろうと思ってたけど、
予想通り、いや予想以外に
「星野さん、余ってる布知らない!?」
「ぬ、布ならそこの装飾置き場に…!」
「ありがとう!」
「星野さん、ハサミは——」
……忙しかった。
いや、総務になったから結構覚悟してたんだけど、予想以上。常に何がどこにあるかとかシフトとかの管理とかで精一杯。
ちなみに岬木くんたちがいるキャストの練習場は空き教室を借りているからここではやっていない。
これはリハまで見られないかも……
一応岬木くんの練習には付き合っていたけれど、涼木さんとの演技は見たことがないから、結構楽しみだった。
ちなみに私がいるここは小道具係がいる部屋。教室だから別に誰が入っててもいいから大体私はここにいる。
衣装係は被覆室で他のクラスと合同で作業していたり、買い出しに行ったりと周りは完璧に文化祭ムード。
……私もやることがあるし、どこか空いてる席は…
丁度一つ座れそうな場所を見つけて、先生から借りた文化祭用のパソコンを開ける。
私がやらなければならないのは本番の立ち位置をまとめた用紙やこの公演は誰がリーダーか、などのシフト決め。