きみと繋げた雪明かり
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「あ、はじめまして!隣の席だね」
「え、う、うん……はじめまして」
最初の印象は、『なんだこの子』みたいな感じだった。
私が先に着いた瞬間、ニコッと笑ってあたかも前から友達だったように距離を詰めてくる。
最初はその勢いがなんだか怖くて、おどおどしていたけど、話しているうちに楽しいな。って思って警戒はしなくなっていった。
「え、えっと……名前は…」
「え?あ、ごめんごめん!先に話しかけられたらただの怪しい人だよね?」
「い、いや……」
元気で勢いがあって、顔も可愛い。座った時最初チラッと見た時は「関わらないタイプかな」って思ってたけど、まさかそっちの方から話しかけてくれるなんて。
スタートダッシュに緊張しながら彼女の目を見る。
「わたしは立花凛子!○○小出身で多分別だったよね?よろしく!あ!あなたの名前は?」
「ほ、星野……夜宵…」
「夜宵!綺麗な名前だね〜!夜って星って!!」
「あ、はは……」
急に名前を聞かれて答えると、思ったより感想をぐいぐいと言われて戸惑ってしまった。美しい子だな、って思ってたけれど、賑やかな子だったなんて。