きみと繋げた雪明かり
げんだい
懐かしいなぁ……あれももう3年前か。
改めて思い出すと、私はなんて中学生時代を送っていたんだと思う。
そこから精神不安定になっちゃって、学校休むのを繰り返したりしてるうちに、お父さんに転勤の願いがきたんだっけ。
そこから、今のところに引っ越した。
でも、凛子のこともあって、なかなか自分から話せなかった。特に恋愛なんて凛子のこともあるし、段々と臆病になっていく。
…でも、私には今沢山の信頼できる友達がいる。
全ては岬木くんの出会いから始まった。岬木くんから杉田くん、生徒会からともえちゃん。とか色々な人と関わりあえた。
そして、岬木くんのことが好きになってしまった。
でも、叶わないと思う。きっとこの恋は。
…でも、見守ることだけは許して欲しい。付き合うなんて贅沢なことは言わないから。
そう思いながら、しばらくそのベンチで休んでいると、体力が回復してきたから、私は駅に向かって、私たちの街に向かって移動を始めた。