きみと繋げた雪明かり


一瞬姿が見えただけでまだその人とは断定できないけど、後ろ姿がそっくりだった。



……見間違えだ、そう思おう。


自分のためにも、そう思わなきゃ。


私はそれだけ思って家まで無我夢中で走った。
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