きみと繋げた雪明かり
…でも、食べすぎたら健康に悪いんだよな…
好きなだけ食べられないのが悔しいけれど、でもせっかく誘ってもらったんだから後悔がないようにするぞ…
そう決めて、ミニサイズのショートケーキとマフィンをとって自分たちの机に戻った。
……というか、思ったんだけど。
「…岬木くんって、結構食べるんだね」
「あ、うん。けど太らないように運動してるから毎回これくらいかな」
初回から四種類のスイーツをとって美味しそうに口に運ぶ岬木くん。
すごく美味しそうに食べるからこっちまで、岬木くんが食べているものが食べたくなってくる。
…でもすごいよな、
食べるだけじゃなくて、ちゃんとそれ以上の運動も欠かさないから、そんなに食べても太らないんだ…
……私も見習いたくなってきた。
でも、まあいいや。とにかく食べよう。
「…いただきます」
まずはショートケーキを一口食べたけど…
「…美味しっ…」
口に入れた瞬間に広がる苺の酸味とクリームの甘味がうまい具合に絡み合っていい組み合わせ。
なんだこれ、美味しすぎる。
これは岬木くんみたいに、無意識に美味しそうな顔になるわ…