きみと繋げた雪明かり
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「あの……ここって…」
「ここだったかな…じゃあ、友達いると思うから!!」
「え?ちょっと、待っ…!」
連れてこられた瞬間、小柄な女の子はささっと走ってどこかに行ってしまった。
ここって……、中庭…?しかも結構裏の方の…
小柄な女の子の後ろについていっていたら、着いたのはあまり人気のないう庭。
……最高に嫌な気がしてきた。
流石の私でも、なんなこの先の展開が読めてきたような——
「……ほんとにきた、もしかして頭悪いのかな?」
「マジで〜?そんなんで副会長が務まるとかやっば」
少し戸惑っていたら、後ろの方から二人分の声が聞こえたような気がした。
…というか、いる。
「…っと、そんな怖い顔しないでよ。あたしらはちょっと聞きたいことがあるだけ」
二人とも髪をくるくる巻いて、校則的にあまり良くないメイクとかも遠慮なくしている。
そして、副会長というあの件と結びつく言葉……間違いない。
———岬木くん過激派の方だ…!
「あんた、なんで呼び出されたかわかるよね?それわかってないと、マジモンの悪女だけど」
「……岬木くんのこと、ですよね」
悪女、と言う言葉はよくわからないけど、とりあえず岬木くん関係なことは確かだろう。