きみと繋げた雪明かり



つまり、昔の私だったらこんなこと絶対言わなかった。


自分の中で一つ、結論づいたかもしれない。


…私、変わってるんだ。岬木くんと会ってから。


そう思う事で、自分でもなにか納得した気がした。


生徒会に入らなければ、岬木くんが推薦しなければともえちゃんとも、生徒会の仲間とも知り合う事なんてなかったし、


岬木くんと遊びに行く事も、なかった。



「…はぁ、望んでるって何、それが光の迷惑ってことも考えないの?」


「こんな地味女のせいで自分の会長としても、人間としてもの評判も落ちるし、すっごい迷惑だと思うよ?」



「…………」



すごく、正論……


とりあえず今回の件で岬木くんの評判が落ちてるってことは間違いない。


私が迷惑者、非常識ものってことも。



…でも、



「全て恋愛感情に結びつけなきゃダメなんですか…!それが友情だと私が思っていても。むしろ岬木くんの方こそ私を恋愛対象としてみないと思いますけど…」


「…つまりは、友達として、知り合いとして、生徒会の仲間として付き合っていたとしてもなんでこんなことされなきゃ——」


「…うるさいっ!!」



「……っ!?」
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