溺愛体質な彼は甘く外堀を埋める。(漫画シナリオ版)
⚪真理の家·リビング(夜)


「凪,あがったよ」



リビングの扉を開けながら,凪に声をかける真理。

ソファーに座ってテレビを見ていた凪が,返事をしながら体を真理へと捻る。

そして一瞬だけ目を剥く凪。

(どうしたんだろう?)

真理が首を捻る。

真理を手招きをする凪。

真理はそれにしたがって,足を前に進める。



「凪?」



どうしたのかと凪に屈んで問いかける真理。

凪は真理首にかかっているバスタオルを取り上げる。

(どうするのかな)

黙って見つめている真理。

凪はバスタオルを大きく広げて真理の頭に被せる。

驚く真理の髪の毛をわしゃわしゃと混ぜる凪。


(わっ)



「真理,髪はちゃんと乾かさなきゃ」

「んむっ…大っ丈夫だよ。短いしすぐ乾く」



(凪,お父さんみたい)

頭をわしゃわしゃぐわぐわ揺らされる真理。
< 27 / 27 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

夕日みたいな君と,時間を忘れて手を繋ぐ。

総文字数/24,038

青春・友情47ページ

表紙を見る
可愛いものが好きな先輩は,ちっとも可愛くない。

総文字数/32,492

恋愛(学園)68ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop