俺が、好きになっちゃダメ?

お葬式。
本当は平日だったけれど、お母さんが学校に連絡を入れてくれて、わたしも参加した。


あの時と、少し大人っぽくなっているけれど可愛い笑顔はそのまま。


わたしは、その場からあとずさった。
一歩ずつ、一歩ずつ。



「玲、玲……!」



玲の写真。
写真に写った、玲の笑った口元を見つめると今にも何かしゃべってくれそうな気がした。




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