私は私と思えたら
はぁ。嫌なこと思い出しちゃった。
恵美もあいつらのとこに置いてきちゃったし。今、一瞬だけ『話すかなぁ』って思ちゃった。私は…恵美のことを信用してないの?それとも、あいつらに嫌われるのが嫌なの?嫌、それは無いでしょ?

あぁ、頭が混んがる。

なに?私は、わたしは、


裏切られるのが


こわいの?


トントン
恵美「おねぇちゃん。みんな帰ったよ?
大丈夫?しんどいの?」

海美「うるさい!!どっか行って!」

恵美「え?!!!ハッ!うん。わかった。ごめんね。」

あ。私…今、恵美のこと気づつけた?
しんどい。大切な人なのに。恵美を信じたらいいのか分からない。
こんなことを考える自分も大嫌い。
もうどうしたらいいのか分からない。


助けて………路里お兄ちゃん。
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