私は私と思えたら

愛美「長い間寝ててごめんね。」

海美・莉子『全然、気にしないでください。』

海美「愛美ねぇほんとに今までごめんなさい。そして、私たちのわがままを聞いてきれていてありがとう。」

海美「私ね……」

私たちは、話した。愛美ねぇがいなかった時のこと。愛美ねぇの複雑な気持ちがどんなのかがわかったこと。
愛美ねぇは、何も言わずに聞いてくれた。

愛美「ありがとね。私の変わりに頑張ってくれて、海美は私と違って強いね。」

愛美ねぇといるといつも思うんだ。
ずっとこの人の、愛美ねぇの隣にいたい。

ってね。私のこの世で1番尊敬している人は、愛美ねぇなんだって、実感できるの。
なにかの本で読んだことがあるんだ。


守りたいものがある人は強くなれる。
だけどそれは、私たち次第で、
尊敬する人・愛する人に出会えると、
人はさらに強くなれる。


確かこう書いてあった。
だから違うんだよ。私だけの力で私は、強くなってない。全部全部、愛美ねぇのおかげなんだよ。って言ってあげたかった。けど、無理だったんだ。私は、もっと強くなれると自分でも思ったから。
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