【受賞】幼妻は生真面目夫から愛されたい!
オリビアを知ったのは、彼女が十歳のとき。クラークがアトロの屋敷に遊びに行った時だ。危なっかしい手つきで、おもてなしをする彼女の姿に目を奪われた。
デザートを運ぼうとしている彼女が、緊張のために絨毯に足を引っかけた時、一番近くに座っていたクラークがその身体を支えた。彼女は転ばなかったし、もちろんデザートも無事だった。
それ以降、オリビアはクラークに懐くようになった。
きっかけとは些細なことである。
オリビアが十二歳を過ぎたあたりから、ぐんと体つきが大人になった。背は伸びて、体つきが丸くなる。
彼女が十五歳になったとき、クラークはアトロに言われたのだ。
『オリビアを守って欲しい。あの子は、なぜかお前に懐いているからな。お前なら、安心してあの子を頼める』
彼女を守る――。
まるで彼女の専属騎士になったような高揚感に包まれた。その肩書だけでも充分だと思っていた。
だからこそ、その約束がなければ、間違いなく手を出していただろう。クラークだって聖人君子ではない。むしろ、彼女とまぐわいたい。
隣で好きな女性が無防備な姿で眠っていたら、むらむらとすることだってある。何しろ、彼女とはまぐわいたいと思っているのだから。
デザートを運ぼうとしている彼女が、緊張のために絨毯に足を引っかけた時、一番近くに座っていたクラークがその身体を支えた。彼女は転ばなかったし、もちろんデザートも無事だった。
それ以降、オリビアはクラークに懐くようになった。
きっかけとは些細なことである。
オリビアが十二歳を過ぎたあたりから、ぐんと体つきが大人になった。背は伸びて、体つきが丸くなる。
彼女が十五歳になったとき、クラークはアトロに言われたのだ。
『オリビアを守って欲しい。あの子は、なぜかお前に懐いているからな。お前なら、安心してあの子を頼める』
彼女を守る――。
まるで彼女の専属騎士になったような高揚感に包まれた。その肩書だけでも充分だと思っていた。
だからこそ、その約束がなければ、間違いなく手を出していただろう。クラークだって聖人君子ではない。むしろ、彼女とまぐわいたい。
隣で好きな女性が無防備な姿で眠っていたら、むらむらとすることだってある。何しろ、彼女とはまぐわいたいと思っているのだから。