【受賞】幼妻は生真面目夫から愛されたい!
クラークとは離縁したが、新しい婚約者がいる状態である方が望ましい。
「わかった」
クラークが頷くと、オリビアが安心したように微かに笑んだ。
(な、なんだ……。この顔は。めちゃくちゃ可愛いし。いや、駄目だ、耐えろ。俺。彼女との結婚生活には終止符を打つことを決めたんだ。我慢だ、我慢)
だが、目の前のオリビアは、するっとナイトドレスを脱ぎ始める。
(ちょ、ちょ、ちょっと待て。彼女は何をしようとしているんだ)
すとんと、彼女の足元にドレスが落ちる。ドレスと共にクラークの視線も落ちた。
「クラーク」
名を呼ばれ、恐る恐る顔をあげる。
「なっ……」
彼女はベビードールと呼ばれる下着姿一枚だった。白い総レースになっており、見てはいけないところは辛うじて隠しているが、身体のラインはくっきりと見えている。何よりも、彼女の肌が透けているのだ。
まして両脇を紐で縛っているショーツなど。
見てはいけないと思いつつも目が離せない。
(くっ……。耐えろ、俺。ここまできて団長との約束を破ってどうする……)
歯を食いしばり、手を握りしめる。爪が食い込むほど強く。
「わかった」
クラークが頷くと、オリビアが安心したように微かに笑んだ。
(な、なんだ……。この顔は。めちゃくちゃ可愛いし。いや、駄目だ、耐えろ。俺。彼女との結婚生活には終止符を打つことを決めたんだ。我慢だ、我慢)
だが、目の前のオリビアは、するっとナイトドレスを脱ぎ始める。
(ちょ、ちょ、ちょっと待て。彼女は何をしようとしているんだ)
すとんと、彼女の足元にドレスが落ちる。ドレスと共にクラークの視線も落ちた。
「クラーク」
名を呼ばれ、恐る恐る顔をあげる。
「なっ……」
彼女はベビードールと呼ばれる下着姿一枚だった。白い総レースになっており、見てはいけないところは辛うじて隠しているが、身体のラインはくっきりと見えている。何よりも、彼女の肌が透けているのだ。
まして両脇を紐で縛っているショーツなど。
見てはいけないと思いつつも目が離せない。
(くっ……。耐えろ、俺。ここまできて団長との約束を破ってどうする……)
歯を食いしばり、手を握りしめる。爪が食い込むほど強く。