太陽のような君へ
教室に着き、急いで課題のプリントを出していると前の席の里菜が振り返る

里「おはよ美月。課題やってないの!?」

『おはよ里菜!今からやる!』

里「あはは さすが美月」

『日向はやくっ!』

「はいはい、おはよう里菜ちゃん。ごめんね美月が朝から騒がしくして」

里「おはよう。日向くんも大変だね」

「まぁ慣れてるから笑 はい美月プリント」

『ありがと!』

2人に見守られながら美月が急いで日向の答えを写す。

里「イケメンで賢くて面倒見のいい幼なじみを持って美月は幸せね」

日向は学年1、2位を争う秀才で男子バレー部の次期主将。整った顔つきをしており、性格も優しい。いわゆる高スペック男子である。そのため同じ学年、先輩、後輩問わず女子生徒から告白を受けることも珍しくない。

そろそろ彼女が出来てもおかしくないと思うのだがなぜか今まで日向に彼女ができたことは無い。
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