御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
凪くん、もしかしてこういうこと慣れてる…?


彼女がいる…いや、いるなら私と2人で出かけてるのアウトだし…いた、のかな?


「凪くんって…彼女何人いた、!?」


自分でも思う。あまりにも突然すぎた…


ほら……凪くん固まっちゃってるよ…


ごめんね、凪くん。私が変なことを言ったから…


答えなくて大丈夫だと伝えようとしたところで、料理が届いて、凪くんは下を向く。


「彼女なんているわけない」


返ってきた言葉は淡々としていた。


感情がないのに、近いみたいな…


「そもそも妃奈しか有り得ない」


「え……」


「俺の気持ち、まだ伝わってない?」


っっ、、、ねぇ、凪くん。私ね、少し、ほんの少しだけ…凪くんの『好き』が、本当に恋愛感情で言ってくれてるんじゃないか、って思ってるの。


でも、、、やっぱりそんなはずないよ…
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