御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「妃奈のご飯……食べたい…」


「うんっ、夜ご飯もつくるねっ」


凪くんは心の底から嬉しそうに笑ってくれる。


ふふっ、なんかこんなふうに笑ってくれるとすごくやる気出る!


凪くんのそういう仕草とか、幸せそうな笑顔とか、そういうのを見ると私まで嬉しくなる。


これって……母性本能ってやつかな!?


ついに!私にも母性本能が!?


なんか………嬉しい、やったぁ


「妃奈?可愛い顔してどうした?」


「ん?」


私なんか変だった??にやけてたとか?


やだ、凪くんに変って思われたくない…


そんな気持ちで自分のほっぺをつまむ。


なおって……


「痛いでしょ、やめな」


凪くんは、そんな私の手をとってほっぺから離す。


それから、心配そうな表情を浮かべて私のほっぺを包むように手をあててくれた。
< 13 / 297 >

この作品をシェア

pagetop