御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「あぁ、あいつ新しいクラスで彼女できてだいぶ浮かれてるから。今日とかどうせデートでもするんだろ」


「そ、うなんだ」


クラスが離れてもやっぱり2人は変わらず仲がいいんだなぁ……


私、そんなの全く知らなかったもん


「分かった、じゃあ放課後に3人で…」


「何が3人?」



確認をとろうとした私の声に重なった声。


何度も聞き慣れた声だからすぐに分かった。


…凪くんだ。


「あ!凪くんっ!あのねっ、今日の放課後、光莉と舜くんとカラオケに行こうって話してて!」


私の説明に、凪くんの眉毛がピクっと動いた、、ような気がした。


だけど、すぐに笑顔になったから事実か分からない。


「それ、俺も行っていい?」


えっ!!!凪くん来てくれるの!?


てことは、凪くんの歌声が聞けるってことだよね!?


「私はもちろん大歓迎だよ!…舜くんは?」
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