御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「おぉ!」


と光莉は当たり前に笑っているけれど、多分想像とはズレていると思う。


光莉が想像しているであろう、お母さんやお父さんに迎えに来てもらう、ということはあるかもしれないけれど、凪くんの場合はそういうものじゃない。


専属運転手さんがついていて、凪くんが呼べば安全を守りつつ最短で来てくれる。


そこから既に違うんだけど、1番はその車の見た目だと思う。


白いリムジン……この時点でだいぶ驚きだよ…借りてるんじゃなくて、所有してるんだもん。


車の前のところについているいかにも高級車だと分かるロゴ。


車内にお菓子やジュースが常備されていて、映画も見れるとか凄すぎる、って思った。


今回も凪くんはそれを呼ぼうとしてる…?


「な、凪くん……もしかして、プラネタリウムの時と同じ車…?」


「うん、そうだよ?」


「学校の前に停めたらダメだよ…?」
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