御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「妃奈の合いの手も可愛いから好きだし」


えっ……それは初めて言われた……


ん?でも、合いの手に可愛いとかあるのかな?


それなら光莉の方が絶対可愛いけど…


「私は光莉の合いの手が好きかな」


本人を見て、笑ってみせる。


そんな中、なにやらさっきと同じように強い視線を感じた。


凪くん?


少しだけ口の先を尖らせた凪くんに話しかけられそうになった所で、あえてそれに被せるように光莉が私の名前を呼んだ。


「妃奈、ちょっときて!」


と……


「どうしたの?」


言われた通り、光莉の隣に座って聞いてみる。


光莉は私の腕をぎゅっと抱きしめて、耳元に顔を寄せた。


「妃奈があの2人の圧力に潰されそうだったから……気をつけてね」


圧力??ん?どういうことだろう……


でも……助けて……くれたのかな?


言葉の意味はよく分からなかったけど、私は何となく頷いて、光莉に笑顔を向けた。
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