御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
私が気になっていたことを答えてくれた舜くんだったけど……


「日景、そいつ今何組?」


何故か凪くんが怒っちゃいました…


「5組」


「……5組ね」


覇気が凄い……


こういう時の凪くんは、危ないことをしちゃいそうで怖い。


「凪くん」


「妃奈は気にしなくて大丈夫だよ」


うーん、そう言われても……


もし、私が関わっているなら…教えて欲しいなぁ…


凪くんはいつも、心配しないでとか大丈夫だよって、何事もなかったようにしてくれるけど…


そこに私は入れないのかな、凪くんの心の中には…


「妃奈?」


私の表情が悪かったのか、光莉が心配そうな顔で声をかけてくれた。


そこで我に返った私は、思わず立ち上がってしまう。


挙動不審すぎるよね…笑


1度、冷静にならないと…


「……私、飲み物取ってくるね」


私は咄嗟にコップを取って、ドリンクバーへ向かった。
< 151 / 297 >

この作品をシェア

pagetop