御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
っっっ……可愛い。


そう思っていたのは、俺だけじゃなかったんだ。


妃奈の中で俺の存在が大きくなっていることが感じられて、俺の心は高揚感で満たされる。


「修学旅行とはいかないけど、一緒に旅行しようか。」


俺の提案に、妃奈は大きな目を更に見開いて、瞳を輝かせた。


「うん!!光莉と舜くんとみんなで行こう!」


…あぁ、うん。そうだね、、


2人きりだと、俺がもつか分からないからそっちの方がいい。


「どこ行きたい?」


「えーっと、北海道とかどうかな?」


「北海道?国内でいいの?海外でも大丈夫だけど」


お金の問題を気にしてるなら、旅費は俺がもつから全く気にしなくていいけど…


シンガポールとか、妃奈好きそうなんだけどな。


「うーん、外国は怖いからなぁ…私英語できないし…」


「俺がついてるから大丈夫だよ?」


妃奈の不安は俺が全部拭ってあげる。


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