御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「うぅ、、凪くん〜」


若干目が潤んでる妃奈。


って……え、?なに凪くん〜って、可愛い……


やっぱりこの子天使なんじゃ…


「国内がいいよ…」


「うん、そうだね、絶対国内の方がいい。」


妃奈が国内の方が良いって言うなら、国内一択だ、当たり前のことを俺は……ごめんね妃奈。


「旅行先で絶対に俺から離れないこと約束できる?」


「うん??もちろんだけど…でもなんで?」


いや、そんなのさ…


「妃奈が可愛すぎるからだね」


「…あ、う、……」


ぷしゅーと湯気がたつほど、一瞬にして頬を真っ赤に染めた妃奈。


あまりの可愛さに息を飲む。無自覚とかほんとダメだと思う。


妃奈も自分が赤くなっていることに気づいたようで、両手を頬に重ねる。


「妃奈」


愛おしさで無意識に妃奈の方に手を伸ばすと、それを遮るように、妃奈は俯いた。


「り、旅行!無事に受験が終わったら…行こうね」

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