御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「あれのことだろ。朝ごはんの…」


「あ、それは……」


凪くんと同居しているなんて言える訳もなく、なんと言い訳しようか悩んでいたところ……


私の頭に何かがのった感覚が伝わった。


「これからは俺と食べるから。」


その瞬間、凪くんの声が頭上から落ちてくる。


えっ、、凪くんっ、?


じゃあ、私の頭の上にのせられているのは、凪くんの手だよね?


「えっ、誰!?妃奈知り合い?」


「えっと……お、幼なじみだよっ!」


「そんなの言ってなかったよね!?え、いたの?こんなにかっこいい幼なじみ!」


勢いのまま、慌てて首を縦に振る。


「妃奈、なんで勝手にいなくなったの」


少し、悲しそうに目を伏せるのは凪くん。


「それは、、、私いても邪魔だったし…」


あの場で私にできることなんてひとつもなかった。


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