御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
(舜くんと2人きりで)
(舜くんと2人きりで)
日曜日、朝9時30分。私は朝から凪くんと格闘して家を出てきた。
格闘と言っても私が『誰』と出かけるのかを言わないから、凪くんを心配させちゃったって言うだけなんだけど…
「妃奈?」
と寂しそうな目で私を見つめる凪くんの姿を思い出すと、一瞬にして罪悪感で包まれる。
ごめんねっ、凪くん。これは舜くんとの約束なのっ、
心の中で何度も凪くんに謝りながら、バスを降りて舜くんとの集合場所である駅まで歩く。
現在、9時45分。10時に待ち合わせだから、10分前には着けそう!!
ちょっと早めに着いて舜くんを待っていようかな、
なんて余裕でいたのに……
私の目線の先には、白のインナーに薄手の黒色のジャケット。細めの黒パンツを履いた舜くんが立っていた。
遠目でも分かったのは、舜くんにオーラがあるから。
日曜日、朝9時30分。私は朝から凪くんと格闘して家を出てきた。
格闘と言っても私が『誰』と出かけるのかを言わないから、凪くんを心配させちゃったって言うだけなんだけど…
「妃奈?」
と寂しそうな目で私を見つめる凪くんの姿を思い出すと、一瞬にして罪悪感で包まれる。
ごめんねっ、凪くん。これは舜くんとの約束なのっ、
心の中で何度も凪くんに謝りながら、バスを降りて舜くんとの集合場所である駅まで歩く。
現在、9時45分。10時に待ち合わせだから、10分前には着けそう!!
ちょっと早めに着いて舜くんを待っていようかな、
なんて余裕でいたのに……
私の目線の先には、白のインナーに薄手の黒色のジャケット。細めの黒パンツを履いた舜くんが立っていた。
遠目でも分かったのは、舜くんにオーラがあるから。