御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
うん、いつも思うけどやっぱりすごいや…


周りの人が全貌の目で舜くんを見つめているから、なかなか声がかけられない。


舜くん〜気づいてくれないかな。


舜くんが気づいてくれたら何とかなると思って、じっと舜くんの方に視線を集中させる。


完全に不審者だけどら度胸がないから許してほしい。


私の思いが伝わったのか、舜くんが手元のスマホから目を離す。


あっ、!!


「妃奈!」


…良かった!!目が合った!気づいてくれた!


舜くんはすばやくこっちへかけて来て、周りの視線なんて気にせず、私の目の前で立ち止まった。


「…はよ」


「おはようっ、」


「遅くなってごめんね、待たせちゃったよね?」


到着してからも挙動不審な動きして、余計な時間重ねてたし…


「待ってねーよ、ただ今日は絶対妃奈より早く来たいって思っただけ。」


っ、、、っ〜ずるいっ!!
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