御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
いつもそんなことしないじゃん!


「そ、っか!あ、ありがとう」


『行こう!』と半ば無理やり歩き出せば、舜くんは怪訝な顔をした。


「大丈夫かよ笑」


「えっ、あ、うんっ!」


舜くんが私のことを好きでいてくれたってわかった今は舜くんの行動全部、全然大丈夫じゃないけど…!


変に意識しちゃうのやめたいよ〜


「じゃあ行くか」


「うん!」


私の隣に並んでくれた舜くんと2人で歩き、駅前のショッピングモールへ向かった。


「欲しいものとか行きたい場所とかある?」


希望を聞くのにも、ちゃんと私の目を見てくれた舜くんに相変わらず優しいなぁ、と思う。


それはそうと行きたいところかぁ…


んーと、


「本屋さんに行ってもいいかな?」


個人的な用事になっちゃうんだけど、大好きな少女漫画の新刊が先日発売されたんだよね。


買えてなかったから、ちゃんとゲットしたい。
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