御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
これを機に仲良くなって欲しいし…


「聞きたくない」


え………


「妃奈の口から他の男のこと聞くとか最悪」


ど、どうしよう、、、……凪くん、怒ってる??せっかく私と話したいって言ってくれた凪くんのこと怒られちゃった??


「な、凪く……」


「妃奈!こっち来て!」


私が凪くんに声をかけている最中、視界に入ったのは光莉。


なんだか凄く焦っているみたいで、急いで光莉の元へ向かう。


「どうしたの、光莉」


光莉の席の横に立つと、突如グンッと腕を引っ張られて、私の耳元に光莉の顔がくる形になる。


「東雲くん、すごい嫉妬してるね」


凪くんが嫉妬……?嫉妬ってあの嫉妬??


「え、、??だ、誰に?」


「舜に」


「なんで?」


舜くんに嫉妬する理由なんて、ある?


「だから!妃奈が舜の話をするからじゃないの!?」
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