御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
[凪side]


妃奈に告白した後、俺たちは裏庭の椅子に座り妃奈から質問を受けていた。


「私、凪くんの……彼女、だから、、もし良かったら…凪くんの世界のこと知りたい。」


……可愛い。顔を真っ赤にしながら『彼女』と呟く妃奈。


改めてもう俺のなんだと実感する。


「私も…何も知らないままじゃいけないなって思って…」


妃奈がそう言った中に『俺といつか結婚するから』という未来が少しでも含まれていることを願う。


「なんでも教えるよ」


ぽんぽんと頭を撫でながら微笑むと妃奈も嬉しそうに笑顔を返してくれた。


…これ、俺の特権だよな?


いや、こんなにも可愛い妃奈を見れるのは俺だけでいい。


でも本人は無意識に誰にでもやりそうだから怖い。


これからちゃんと言わないとな。


もう彼氏だし、少しの束縛は許して欲しい。


それに妃奈からの束縛も欲しい。
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