御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「いい子……かなぁ、」


私、そんなにいい子じゃないよ、?


「あ、ごめん妃奈!私体育館行かないと!」


「うん、行ってらっしゃい」


走って体育館へ向かっていく光莉に手を振って見送る。


…頑張るなぁ、光莉も………


「光莉どうしたんだよ笑」


ふと後方から聞こえてきた声。


「え?あっ、舜くん。」


「なんかね、体育館行かないといけないんだって」


「へー」


「あ、てか妃奈どうだった?記録」


うっ、、私が運動苦手なの知ってるくせに……


ニヤニヤしながら聞いてくるのやめて〜


「当ててやろうか」


「え!え、ダメ!」


恥ずかしすぎて周りの人に知られたくなくて、私は反射的に舜くんの口元を手の平で覆う。


「っ、」


たちまち真っ赤に染まっていく舜くんの頬。


「お前急に何すんの」



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