御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
うそっ、


そんなこと、本当にあるの……??


驚いて、男子の列を見ると、立ち上がってこちらへ向かってくる凪くんの姿があった。


「行こう」


「う、うん!」


そしてチームごとの列、凪くんは当たり前のように私の後ろに来てくれた。






みんながしゃがむと、先生は説明を始める。


「1周が400mになっていて、1人必ず連続で2周は走ってください」


「それでは、走順を決めてください。7人しかいないチームは誰かがその分を走るルールです」


みんながチームごとに話し始める中、私はチームの人数を確認する。……あぁ、7人しかいない…


不安になりながら、私も青チームの輪の中に入る。


「いやーでも、東雲がこのチームにいてくれて助かるわ!」


同じチームになった、渡辺(わたなべ)くんがそんなふうに笑う。


「ね〜凪くん早いもんね?」
< 47 / 297 >

この作品をシェア

pagetop