御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「えへへ」
1人、楽しそうに笑う妃奈は、その後も俺にいくつかの質問を投げかけた。
好きな色は?とか、逆に嫌なことは?とか……
ご飯を食べ終わって、食器を洗っている時に、
「いっぱい質問しちゃってごめんね」
なんて謝られたけど、妃奈が俺に興味を持ってくれてる、と考えたらどうしようもなく嬉しくて……実際いやな気分になんてならなかった。
全て妃奈だから、その時間が幸せだった。
───「私、ちょっと電話するから、凪くんはゆっくりお風呂入って休んでね」
午後8時。
妃奈のそんな言葉が引っかかった。
妃奈の優しい声かけは嬉しい。
だけど……電話というのが、男とだったら…と思うと安心できない。
付き合っても、好きでもない男にこんな重い嫉妬をされるなんて妃奈から大迷惑だと思う。
それは俺が1番分かっている。
1人、楽しそうに笑う妃奈は、その後も俺にいくつかの質問を投げかけた。
好きな色は?とか、逆に嫌なことは?とか……
ご飯を食べ終わって、食器を洗っている時に、
「いっぱい質問しちゃってごめんね」
なんて謝られたけど、妃奈が俺に興味を持ってくれてる、と考えたらどうしようもなく嬉しくて……実際いやな気分になんてならなかった。
全て妃奈だから、その時間が幸せだった。
───「私、ちょっと電話するから、凪くんはゆっくりお風呂入って休んでね」
午後8時。
妃奈のそんな言葉が引っかかった。
妃奈の優しい声かけは嬉しい。
だけど……電話というのが、男とだったら…と思うと安心できない。
付き合っても、好きでもない男にこんな重い嫉妬をされるなんて妃奈から大迷惑だと思う。
それは俺が1番分かっている。