御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
大まかに私の理想を伝えると、光莉は2回ほど頷いて笑った。


「いいと思う!」


「だよね!」


「でも、好きなことなんでもしてあげるって……大丈夫?付き合ってとか言われない?」


うん??好きなこと……なのに、光莉はなんでそんなに心配そうな表情を浮かべてるんだろう。


「嫌なことされそうになったら、絶対拒否しなきゃダメだよ?」


「凪くんは嫌なことなんてしないよ、?」


凪くんにされて嫌だったこと……凪くんが勝手にどっか行っちゃったことくらい。


あれは、嫌っていうか、寂しいから…好きじゃないなぁ、


「分かってるよ、あんな妃奈への愛がダダ漏れてる人が妃奈を傷つけるわけないもん。でも!念の為!覚えておいて!」


「……分かった」


「よし!そしたら、買い出し行こう!今週の日曜日は行ける?」


「もちろん!」





───光莉の優しさによって、私は光莉と2人で凪くんの誕生日のために買い出しへ向かった。
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