御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「凪くんって中学生の時、本邸にいたの?」


「うん」


そういうこと……??それなら、、会いに行こうと思えば行けたのに……


私のバカ。


それに、凪くんのお父さんお母さんが海外でも、本邸にたくさん人がいるっていうことは……


もうバースデーパーティーの予定入ってるってことだよね……??



………もっと、早く言ってれば、凪くんの先約取れたのかな……


でもそれはもちろん私が悪いし、それに凪くんも一緒に育った本邸の皆さんにお祝いされたいよね。


私みたいのが計画してたことよりも、もっと凄いクオリティのものを計画されているんだろうな。


………ちょっぴり悔しい。


「…行ってらっしゃい……」


ボソボソと伝えた私の顔を凪くんが覗いた気がしたけど多分気のせい……だと思う。


「また明日ね」


だって凪くんは、いつものように優しく笑ったから………





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