御曹司の幼なじみから甘すぎる求愛を受けました。
「あったかい…」


「うん……俺は死にそう」




ん………??今、凪くんなんて…


『死にそう』って言った、よね?


「な、ぎ、くん!大丈夫!?凪くんも雷の怖い!?」


もしそうなら、すごく申し訳ないことをしてしまった……


私が怖がりすぎて、言えなかったんだよね?


それなのに、凪くんは私を安心させようとしてくれて…


「あのっ、私にできることは…」


「え?」


「あっ!」


何をしたらいいのか、慌てすぎて分からなくなってしまった私は、勢いのまま凪くんの背中に手を回して、そのままギュッと抱きしめた。


凪くんが私を落ち着かせてくれた方法を真似して…


「妃奈!?」


「凪くん、落ち着いた!?」


あぁ、、顔が見えないから分からないや…


なんでこんな時に停電が……


って、、、ん??


『ドッドッドッドッ…』
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