この先も、ずっと紺くんと一緒に


「こういう時、いつもは体育館に集められますよね。どうして今日は屋上なんでしょう?」

「さぁ?新しい課題と関係でもあるんじゃないの」

紺くんは課題の内容にはあまり興味がなさそうだ。


それはきっと、課題の内容が何であれ優勝すると決めているから。

多分、気になるのはそっちじゃなくて特典のほう。


「とっておきって言うくらいだから、大量ポイントが稼げる課題だろうね」

ほら、やっぱりゲスい顔をしている。


(わたしは紺くんと離れ離れにならない課題だったら何でも良いのですが……。)

そんなことを思いながら、屋上まで続く階段を駆け上った。





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