苺くんは、 蜜柑ちゃんを愛してやまない
次の日。
朝から、顔のにやけが止まらない。
ニコニコしながらカフェに向かい、蜜柑が来るのを待ち続けた。
12時半頃、蜜柑がカフェに現れた。
キョロキョロとカフェ内を見渡し、一虎の存在を認めるとニコリと笑ってタタタッと席に向かった。
「あ!蜜柑ちゃん!」
「こんにちは!
ハンカチ、ありがとうございます!」
そう言って、微笑み差し出す。
「ううん!
こちらこそ、わざわざありがとう!」
一虎も微笑んだ。
「あの…向かいに座ってもいいですか?」
「もちろん!どうぞ?」
「あの、お名前聞いてもいいですか?」
「うん!
俺は、篠原 一虎。
ここで、月一で経済学の特別講師として来てるんだ」
「へぇー!
講師の先生だったんですね!
一虎さんって……果物の“苺”ですか?」
「あー、残念ながら違うよ(笑)
“一つの虎”って書いて“一虎”だよ!」
「そうなんですね!」
「でも、果物の苺でもいいよ?(笑)
蜜柑ちゃんとお揃いで、なんか嬉しいし!」
「そんな…/////
…………あ、あとこれ!
昨日のお礼です!」
小さな箱を渡す、蜜柑。
「え?いいの?
ハンカチ貸しただけだよ?」
「蜜柑、好きなのかなって思って!
私も、この名前のせいか“蜜柑”に目が無くて(笑)
蜜柑、大好きなんです!
篠原さんのハンカチ見て、もしかして同じ“蜜柑好き”なのかなって!
なんか、嬉しくなっちゃって!
だから、ご迷惑じゃなければ!」
「迷惑なんかじゃないよ!
俺も“蜜柑大好き”だよ!
ありがとう!
ありがたく頂くよ!」
箱を開けると、蜜柑のチャームのついたネクタイピンだった。
「可愛いね!」
「ですよね!良かった、気に入ってくれて!」
「うん!本当に、ありがとう!
早速つけるよ!」
ネクタイにつけ、蜜柑に見せる。
蜜柑は“似合ってますよ!”と言って、微笑んだ。
この日を境に、一虎と蜜柑はカフェで話すようになる。
木曜日は必ずで、他の曜日も時々莉帆達に混じって碧馬と話すようになったのだ。
「━━━━━━ほんと、可愛い…/////
早く、クリスマスになんないかな~!」
一虎は、蜜柑とクリスマスに会う約束をしている。
そして━━━━━クリスマスの日を迎えたのだ。
朝から、顔のにやけが止まらない。
ニコニコしながらカフェに向かい、蜜柑が来るのを待ち続けた。
12時半頃、蜜柑がカフェに現れた。
キョロキョロとカフェ内を見渡し、一虎の存在を認めるとニコリと笑ってタタタッと席に向かった。
「あ!蜜柑ちゃん!」
「こんにちは!
ハンカチ、ありがとうございます!」
そう言って、微笑み差し出す。
「ううん!
こちらこそ、わざわざありがとう!」
一虎も微笑んだ。
「あの…向かいに座ってもいいですか?」
「もちろん!どうぞ?」
「あの、お名前聞いてもいいですか?」
「うん!
俺は、篠原 一虎。
ここで、月一で経済学の特別講師として来てるんだ」
「へぇー!
講師の先生だったんですね!
一虎さんって……果物の“苺”ですか?」
「あー、残念ながら違うよ(笑)
“一つの虎”って書いて“一虎”だよ!」
「そうなんですね!」
「でも、果物の苺でもいいよ?(笑)
蜜柑ちゃんとお揃いで、なんか嬉しいし!」
「そんな…/////
…………あ、あとこれ!
昨日のお礼です!」
小さな箱を渡す、蜜柑。
「え?いいの?
ハンカチ貸しただけだよ?」
「蜜柑、好きなのかなって思って!
私も、この名前のせいか“蜜柑”に目が無くて(笑)
蜜柑、大好きなんです!
篠原さんのハンカチ見て、もしかして同じ“蜜柑好き”なのかなって!
なんか、嬉しくなっちゃって!
だから、ご迷惑じゃなければ!」
「迷惑なんかじゃないよ!
俺も“蜜柑大好き”だよ!
ありがとう!
ありがたく頂くよ!」
箱を開けると、蜜柑のチャームのついたネクタイピンだった。
「可愛いね!」
「ですよね!良かった、気に入ってくれて!」
「うん!本当に、ありがとう!
早速つけるよ!」
ネクタイにつけ、蜜柑に見せる。
蜜柑は“似合ってますよ!”と言って、微笑んだ。
この日を境に、一虎と蜜柑はカフェで話すようになる。
木曜日は必ずで、他の曜日も時々莉帆達に混じって碧馬と話すようになったのだ。
「━━━━━━ほんと、可愛い…/////
早く、クリスマスになんないかな~!」
一虎は、蜜柑とクリスマスに会う約束をしている。
そして━━━━━クリスマスの日を迎えたのだ。