Cherry Blossoms〜難解なカルテ〜
「僕のコードネームはイエティ。Cerberusの幹部の一人だよ」
その言葉を聞き、桜士はフッと笑う。末端の構成員だけが現れるかと思っていたのだが、まさか幹部にまで会えるとは思っていなかった。
「そうか、ならば……お前をここで逮捕させてもらう!」
桜士がそう言うと、イエティもフッと笑って着ている上着の内ポケットから拳銃を取り出す。そして言った。
「お兄さんには悪いけど、俺も暇じゃないんだよね〜。あの末端くん二人がきちんと任務できるか監視しとけって言われてんの。仕事できない奴だったら始末しないといけないからさ〜」
でも、とイエティは冷たい目で桜士を見つめる。イエティの赤い瞳の中に映った桜士は、真剣な表情で銃の安全装置を外していた。
「ここにお兄さんやお仲間がいるってことは、あの二人がどっか外でこの任務の話をしちゃったってことだよね?普通の警察が俺たちを追っているわけじゃなさそうだし、お兄さんって公安ってやつ?」
その言葉を聞き、桜士はフッと笑う。末端の構成員だけが現れるかと思っていたのだが、まさか幹部にまで会えるとは思っていなかった。
「そうか、ならば……お前をここで逮捕させてもらう!」
桜士がそう言うと、イエティもフッと笑って着ている上着の内ポケットから拳銃を取り出す。そして言った。
「お兄さんには悪いけど、俺も暇じゃないんだよね〜。あの末端くん二人がきちんと任務できるか監視しとけって言われてんの。仕事できない奴だったら始末しないといけないからさ〜」
でも、とイエティは冷たい目で桜士を見つめる。イエティの赤い瞳の中に映った桜士は、真剣な表情で銃の安全装置を外していた。
「ここにお兄さんやお仲間がいるってことは、あの二人がどっか外でこの任務の話をしちゃったってことだよね?普通の警察が俺たちを追っているわけじゃなさそうだし、お兄さんって公安ってやつ?」