勉強は恋のキューピッド。
MIRAKANA決戦?!
【名前呼びからやく1週間ちょっと経った後・5月下旬】



私は寮で彼方に勉強を教えていた。


「はい国語終わりー。次は数学ね。数学は今日でこの単元終わるよ」


「ええ〜っ……。ちょっとタンマ、休憩させて〜」


「だーめ!もうすぐテストなんだから、中一の勉強と授業の内容は終わらさなきゃ赤点取るわよ?!」


「えーっ。内容広すぎ! 七海学園テストも難しい! 鬼未来!」


「言ったな、彼方!」


「やる?い・つ・も・の!」


「うん、やるぞ、未来!」




「「THE・MIRA&KANA決戦!!」」




説明しよう。「THE・MIRA&KANA決戦」とは、上の通りにもめた未来と彼方が腕相撲・じゃんけんなど色々な事で揉める決戦のことだ!


私(未来)でも何なのか分からない(笑)


「今日は早口言葉! 『生麦・生米・生卵』だ!」


「よーし、負けないぞ〜」


まずは、得意な私から。


「生麦生米生卵、生麦生米生卵、生麦生米米生卵!」


「あれ?なんか違和感が…。まぁいっか。次は俺ー」


彼方が首を傾げてる。


何がおかしかったんだろ? まあいいか。


次に、苦手な彼方。


「生麦麦生米米生卵卵、生麦麦生米米生卵卵!」


「2回言ってたよね、生麦麦って。後、3回繰り返してないし」


「はぁ、はぁ……。未来こそ、最後に生米米って言ってたじゃないか」



「「同点かぁ…」」

   

この決戦は決着がつく方が珍しい。今まで、10回中1回しか決着がついていないのだ。


そして……………。











「はい、再開するよー。ここの問題分かる?」


「分かんなーい」


そしてまた、何事もなかったかのように再開するのだ………。


……ちなみにこれが普通。
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