恋の始め方
がんばれ。そう思いながら黒山くんを見つめていた。あっ初ちゃんのパートナー、鮫上さんに抜かれちゃう!がんばれがんばれ!

結果は・・・3位だった。仕方ない。鮫上さん光線の様に速かったもん。

ベストスリーに入れただけすごいってあれ?

黒山くんが先生と話した後、こっちに駆け寄ってきた。

どーしたの?と思っていたら

「大丈夫か?」「はい?」

「さっき足捻ってたろ?庇いながら走ってたけど。」

えっ?気づいていてくれたの?私が驚く暇もなく

「捻ったんならこれからの種目やめておいた方いい。結果より君の身体が大事だ。」

黒山くんの目は本気で心配していた。でも、
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