私をからかうあの人

私は、水泉高校に通う高校2年生の高波弓

私には好きな人がいる。

その人は、同じ水泉高校に通う高校2年生の甘味蓮だ。

私と彼が出会ったのは、1年前のこと…

私は高校に入学し、初めてのクラスでなかなかクラスに馴染めずにいたので、自分の
席で1人で本を読んでいた。


その時、誰かに本を奪われた。


私はびっくりして、顔をあげるとそこには
私を見て笑っている1人の男子がいた。

私は驚いた顔のまま彼を見て固まっていると、その子が口を開いた。


「俺、甘味蓮って言いまーす！よろしくー！」と陽気に私に自己紹介してきたので

「私は高波弓です。」と彼に言ったら、

「高波ね！」と明るい声で彼は言った。

そのあと、私の本を持ったまま彼が友達のとこに戻ろうとしていたので、

私は「あの！」と声をかけたら、

「ん？」と言われたので、

「本返してください」と言ったら

「やだ」と言われてそのまま友達のとこに
行ってしまった。

私は、(なんなの。)と心の中で思った。

本は靴箱の中に入っていた。

私はちゃんと返してくれたことにホッとした。