美しく小さき光
正直それについては気になっていた。なんせ、翔凛については少し調べても強力なブロックがされていて、これを解除することはできても私のパソコンのデータを盗まれたりする可能性もあるし、裏世界で狙われてもいけないから調べるのを断念した。

彼は少し動揺している。これは、何か知ってそう。

「らしいな。俺もよく知らないが。」

嘘つけ、そんなあからさまな態度でっ!
友達か知り合いか誰かに翔凛の人がいるんでしょ、どーせ。顔が広い遥木ならありえるし。まあ言いたくないことを無理に聞いたりはしないよ。

「ああー。やっぱり?トップシークレットだよね。まあバレたら退学もありえるよねー。」

テキトウに言葉を並べる。

てか思ったけど遥木ってこんなイケメンだったんだ。
真っ白ですべすべなお肌にぱっちり二重な瞳。キレイな鼻筋にサラサラな髪。
まあ人気者だしモテモテだからそこそこの顔してるんだろうと思ったけど。
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