出逢いと未来への約束
「でも、今初の相手は俺だった。」

「・・・!」

「小さい頃の俺が願った初を幸せにする男、今の俺はそれになれたのかなって。」

私が黙っていると、紺くんは無理した様に作った笑顔で

「柄にもない事言ってごめん。

ちょっと変な気分になっちゃって。

子どもだから自分酔いも強くって。色んな女子に好きって言われたし。

恋なんてそんな簡単になるもんじゃ無いのにね。」
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