好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「わ、私のことはなんと言ってくれてもいいけど、フォロワーさんのことは悪く言わないで!」

「……は?」



我慢できなかった。

私のフォロワーさんは、イベントで知り合った人やSNS上で繋がった大切な人たちだ。

同じ趣味を持っていたり、私のことを応援してくれたり。

共感してくれたり、励ましてくれたり。

それに、私のことを認めてくれている。



「……ぷっ! 現実に友達がいないからって、必死すぎーっ。あ、友達いないから必死になっちゃうのかぁ」



そう言って笑う東雲さんを見ていると、嫌でも中学の頃を思い出してしまう。

中学の出来事が、今になっても続くなんて……っ。

泣きたいけど、泣きたくない。

私は握り締めたこぶしを震わせる。


言い返したい。

だけど、これ以上、言い返す言葉が出てこない。

唇も震えて、言葉を発するのが怖い。

でも、なにか言わなきゃ、あの頃と何も変わらない……っ。
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