好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
自分でもわかるほど、浮かない顔で帰宅した私。

最上くんと恭介と一緒に帰る気分にもなれず、先に帰ってきてしまった。

やっぱり心に引っかかるのは、今日の出来事。

クラスメイトたちに私の趣味を知られてしまったこと。

また、嫌な思いをする日々が続くのかな……。

なんて思いながらリビングに入ると、そこにはソファに座りマグカップを手にしている瑞樹くんの姿があった。



「……ただいま」

「……」

「……」



瑞樹くんからは相変わらず挨拶が返ってこない。

でも、今は無視されるくらいでちょうどいいのかもな。

コスプレについて触れられても、答えられない自分もいると思うし……。


うまく笑えない自分に嫌気がさす。

今日は簡単に夕飯を作って、早く寝ようかな……。

そんなことを思ながら部屋着に着替えるため、2階の部屋に向かおうとすると。
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