好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
『萌音はどこー?』

『そっとしといてやれよ。今日は色々あったんだから』

『萌音の夕飯、食べたい』

『今日は俺が作るから、我慢しろ』



最上くんと恭介の会話が微かに聞こえてくる。

私を探してくれる最上くん。

私のことを気遣ってくれる恭介。

2人の存在に胸が熱くなる。



「あんた、柊斗と恭介に好かれてんだね」

「そう、かな」

「そうでしょ。もっと自分に自信持てば?」



自信……。

瑞樹くんにそんな言葉を言われるとは思わなかった。

私、自分に自信を持ってもいいのかな……。



「萌音っ」



私の名前を呼ぶ声と同時に開かれた部屋の扉。

そこには最上くんの姿と、どうやら最上くんを追いかけてきた様子の恭介の姿があった。
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